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厚労省 単管足場設置で安衛則改正へ [印刷用 タイトルあり] [タイトルなし]

手すり高さ85cm以上に
厚労省 単管足場設置で安衛則改正へ
35~50cmの位置にさん取付けも


厚生労働省の「足場からの墜落防止措置に関する調査研究会」は、昨年から10回にわたって行ってきた検討結果を踏まえ、災害を防止するための今後の対策案をまとめた。現在高さ75cm以上の手すり設置が法令で義務付けられている単管足場について、高さ85cm以上の手すりと高さ35~50cmのさんの取付けを、枠組み足場には交差筋交いに高さ15~40cmのさんを設置するよう労働安全衛生規則を改正していく考えだ。職長による作業開始前点検の実施や「物の落下防止措置」としての防網設置など、墜落防止措置の充実を求めた。規則改正に合わせて「手すり先行工法ガイドライン」を改正し、定着を図っていくとしている。

研究会は、現行規則では75cm以上に設置となっている単管足場の手すりを10cm引き上げて85cm以上とするのが妥当とした。昭和47年の安衛則制定時に比べて成人男子の平均身長が伸びていることから、作業者が手すりを乗り越えてしまう危険があると判断したもの。さらに墜落防止措置を強化するために、高さ35~50cmの位置にさんの設置を義務付けるよう安衛則を改正していく考えを示している。
枠組み足場については、交差筋交いの高さ15~40cmの位置にさんを取り付けるか、または高さ15cm以上の幅木を設置すべきとした。
同省のまとめでは、過去5年間に手すり設置足場から墜落した死亡災害68件のうち、単管手すりや交差筋かいの下部の隙間から墜落したものは43件。より安全な措置を講じるために義務化事項以外にも上さんの設置や、建地との間に隙間を作らないよう床材を設置することを指導していく方針だ。
また、足場の点検についても実施事項を充実すべきとした。足場の組立て・変更時に行った点検結果を記録して工事終了まで保存させるとともに、点検用チェックリストの作成なども指導していく。実務者へのヒアリングでは全員が「作業前に点検をすべき」と回答していて、改正規則では作業開始前に手すりの取り外しや脱落がないか確認させるとしている。作業前点検は現場職長など当該足場を使用する労働者の責任者になるようだ。
一方で、物体の落下による飛来災害などの防止措置では、高さ10cm以上の幅木、防網またはメッシュシートの設置などを義務づけるべきとした。
研究会内で行われたメッシュシートの墜落防止効果の検証実験では墜落防止効果が認められており、作業者からも「メッシュシートがあることで足場上作業に安心感が」との意見が挙がっている。
同省は足場からの墜落災害について、今後データの蓄積・分析を行っていく考え。改正から3年をめどに効果を検討し、必要があれば追加の措置を講じていくとしている。また、法令改正に合わせて、「手すり先行工法に関するガイドライン」の改正も行う。足場の設置を必要とする建設工事の全てがガイドラインの適用対象となることを明らかにしながら普及定着を図るとしている。
安全スタッフ / 労働新聞社
【2008年11月15日】
http://www.rodo.co.jp/periodical/staff/

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作成者 openknow
作成日時 2008年12月1日 02:21:27
最終更新者 openknow
最終更新日時 2008年12月1日 02:21:27
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