化学物質による災害発生事例
分類 | 有機溶剤による中毒等 |
発生状況 | 被災者は、派遣先の工場のブラスト室内において、製品の洗浄払拭作業の方法を指導者が実演して教示しているのを見学していたところ、当該実演で使用していた溶剤(1-ブロモプロパン濃度99%:約50ml使用)により体調不良を訴え、休養室にて休み、同日午後復帰した。翌日被災者は同工場のクリーンルーム内の一画にある積層工程にて、製品の高さ調節用の治具をアセトン(濃度98%:約50ml使用)を使用した払拭による洗浄作業をしていた際に、再び体調不良を訴えたことから、病院で診察を受けたところ、急性薬物中毒の疑いと診断された。ブラスト室内では溶剤蒸気の排気が不十分であり、クリーンルームにおいてもアセトン蒸気を直接排気する設備はなかった。被災者は、有機ガス用防毒マスクは使用しておらず、一般的な使い捨てマスクを着用していた。 |
被災状況 | 中毒の疑い1名 |
発生月 | 平成29年5月 |
業種 | 電気機械器具製造業 |
発生原因等 | 適切な呼吸用保護具未着用, 安全衛生教育不足, 換気不十分, 装置・設備の管理不足・点検不備, 作業主任者・管理責任者等の未選任, 作業開始前の濃度測定未実施, 作業中の濃度測定未実施 |
原因物質 | アセトン
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引用 | 厚生労働省 |
前後のページ
平成29年5月
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読み |
ゆうきようざい
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作成者 |
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作成日時 |
2019年10月5日 12:17:37
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最終更新者 |
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最終更新日時 |
2021年3月1日 00:57:06
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スキーマ |
(なし)
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