化学物質による災害発生事例
分類 | 一酸化炭素による中毒等 |
発生状況 | マンション貯水槽の清掃作業を行うため、エンジン式ポンプ(内燃機関)1台、電動式ポンプ3台で水抜きした後、労働者1名が貯水槽内で清掃作業を行ったところ、頭痛等の症状を訴えたもの。その後、続けて清掃作業のために貯水槽に入った労働者1名、地下室(貯水槽につながる部屋)に出入りした労働者3名も同様に頭痛等を訴えた。被災労働者5名のうち2名は不休災害であるが、搬送先の病院で5名とも一酸化炭素中毒と診断された。排気設備として、エンジン式ポンプの隣横に排風機が置かれていたが、ダクトの長さが十分でなく、排気口が直接屋外に通じていなかった。また、エンジンの排気口と排風機の吸気口との間も50cm以上空いていた。一酸化炭素中毒対策のための防毒マスクは用意されておらず、着用していなかった。 |
被災状況 | 中毒3名 |
発生月 | 平成29年7月 |
業種 | ビルの総合的な管理等の事業 |
発生原因等 | 適切な呼吸用保護具未設置、未着用, リスクアセスメント未実施, 安全衛生教育未実施, 換気不十分, 装置・設備の管理不足・点検不備, 検知・警報装置未設置, 検知・警報装置の管理不足・点検不備, 作業者の危険有害性認識不足, 管理責任者等の指示内容の検討不足、危険有害性認識不足, 作業開始前・作業中の一酸化炭素濃度測定未実施 |
原因物質 | 一酸化炭素
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引用 | 厚生労働省 |
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平成29年7月
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読み |
いっさんかたんそ
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作成者 |
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作成日時 |
2019年10月5日 12:17:38
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最終更新者 |
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最終更新日時 |
2021年3月1日 00:57:05
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スキーマ |
(なし)
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