化学物質による災害発生事例
分類 | その他の化学物質による中毒等 |
発生状況 | 1,3-ジイソプロピルカルボジイミド(以下「DIC」という。)の製造実験を行っていた。製造品の切り替え整備を行う際に、床のU字溝から同製剤を含んだ汚泥を掻き出したところ、汚泥の周辺に同製剤の蒸気が漂い、この蒸気に作業者が暴露したもの。製造に使用した反応器を洗浄した際に希硫酸を添加して中和したものの、これが充分に中和されず、排出された洗浄廃液に当該物質が残留していたものと思料される。作業者は、途中で臭気を感じるまで、防毒マスクを着用していなかった。なお、DICの製造作業に伴うリスクアセスメントを実施済みであったが、製造実験計画の策定段階では、後整備における分解、中和作業時の残留リスク(分解、中和が不完全の想定)に対する検討がなされていなかった。 |
被災状況 | 化学熱傷1名 |
発生月 | 平成29年10月 |
業種 | 化学工業 |
発生原因等 | 適切な呼吸用保護具未着用, リスクアセスメント不足, 作業標準書・マニュアルの不備, 作業者の作業手順・指示等の不履行, 管理責任者等の指示内容の検討不足 |
原因物質 | 1,3-ジイソプロピルカルボジイミド
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引用 | 厚生労働省 |
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平成29年10月
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読み |
そのたのかがくぶっしつ
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作成者 |
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作成日時 |
2019年10月5日 12:17:39
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最終更新者 |
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最終更新日時 |
2021年3月1日 00:57:06
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スキーマ |
(なし)
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