核燃料サイクル開発機構新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉、定格出力16.5万キロワット)は、定格出力で運転中のところ、主排気筒のトリチウム濃度の分析値が通常より高い傾向を示していた。このことから放出源の調査を行っていたが、アニュラス部でのトリチウム濃度が格納容器のトリチウム濃度の通常値より高いことが確認された。
このため、調査・点検を実施することとし、出力降下し、原子炉を停止することとした。なお、法令に基づく3ヶ月平均濃度規制値の1/10程度で推移していたことから外部に対する放射能の影響はない。