アメリカ大統領の経済学アドバイザーが語る、明晰な思考のテクニック!
少し時間を取って明確な思考をすれば、結果的に大きな違いが生まれる。二人の経済学者が、日常生活、仕事上での“決断”の仕方を伝授する。
普通の生活や、ビジネス上での信じがたい事例が多数あげられているので、読み出すと思わず止められなくなる。一般読者の心を捉える、ユニークな経済本である。
(前書きなど)
きちんと考えればいい結果につながるというのが、本書のメインテーマである。
この本のねらいは、ビジネスや人生において的確な判断ができるように、みなさんを手助けすることだ。ここで紹介する基本ツールを使ってきちんと考えれば、公私を問わず、みなさんが直面するたいていの状況において、より的確な判断が下せる。本書はそのためのツール集である。
著者等紹介
David R.Henderson(ディヴィッド・ヘンダーソン)
モントレー海軍大学経済学教授、スタンフォード大学フーバー研究所研究員。UCLAで、アルチアン、ハーシュライファーら著名なエコノミストに師事し博士号を取得。ロチュエスター大学、サンタクララ大学教授を歴任後、レーガン大統領経済諮問委員会のシニアエコノミストを務めた。
Charles L.Hooper(チャールズ・L・フーパー)
オブジェクティブ・インサイツ社の創業者で現社長。製薬、バイオテクノロジー業界を中心に、マーケティングやコンサルティングを行う。スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。同大学でエンジニアリング・エコノミックシステムの修士号を取得。シンテックス研究所、メルク社、米国航空宇宙局エームズ研究センターにも勤務した。
高橋由紀子(たかはしゆきこ)
慶応大学文学部卒。米国サンディエゴ市で六年間日本語教師を務める。帰国後ジェトロ、日・EUセンター、オーストラリア大使館、カナダ大使館などで日本語教師を務めた後、フリーの翻訳家となる。