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水銀 (すいぎん) [印刷用 タイトルあり] [タイトルなし]

Mercury
語源: 水のような銀という意味のラテン語”hydrargyrum”から
原子番号 (Atomic Number) 80
原子量 (Atomic Weight) 200.6
発見年 (Discovery Year) Ancient
発見者 (Discoverer)
原子半径 (A) (Atomic Radius) 1.41, 1.58
融点 (℃) (Melting Point) -38.9
沸点 (℃) (Boiling Point) 356.7
密度 (g/cm3)※気体密度(g/L) (Density) 13.6
比熱 (cal/g℃) (Specific Heat) 0
イオン化エネルギー (eV) (Ionization Potential) 10.4
電子親和力 (eV) (Electron Affinity) 0
【説明】
水銀(Hg)というと、危険、有毒、といったイメージが強い。水銀の毒性は高い。環境汚染の一つである水俣病の原因物質はメチル水銀である。メチル水銀は体内の硫黄元素と結びつき、形がアミノ酸と似た物質を作って体中に散らばってしまう。そしてタンパク質の合成を阻害するなどして各種障害を引き起こす。

水銀は毒性は高いのであるが、かつては医療現場でかなりの量が使用されていた。有機水銀の形では利尿剤として使用され、無機水銀は殺菌作用を利用されていた。年輩の方になじみのあった家庭用医薬品として赤チンと呼ばれるものがあったと思うが、これはマーキュロクロムという殺菌物質であったが、水銀の毒性の恐怖が広がるにつれて使用されなくなった。
水銀単体の性質は、融点、沸点がもっとも低い。水銀はそのため蒸気圧が高く、毒性が高いので、空気中に解放された状態で置いておくのは危険である。結晶は正方晶系であり、密度は13. 6g/cm3であり圧力の単位mmHgの基準となっている。また、一般の酸には溶けないが酸化力のある酸や王水に溶ける。電気抵抗が金属の中では異常に高く、95. 8μΩ/cmとなっており、もっとも電気伝導度の高い銀と比べて13倍ほどの値である。また、液体時の表面張力が475mN/mと極めて高い。この数値は水の72mN/mや、ヘキサンなどの有機溶媒が15~30mN/m程度であるのと比べて、異常に高く、床にこぼしたりすると、均一にならずに球形になって散らばる。
主な産出源は辰砂(HgS)でロシア、スペイン、アルジェリアなどで産出される。

用途としては、古くからアマルガム(片方の成分が水銀)と呼ばれる合金を作って任意の金属を取り出すのに使われていた。その他、ガラスの壁面にくっつかない性質を使って、水銀温度計に用いられたり、あるいは農薬などにも使用され、その利用範囲は幅広い。
【危険性について】
■毒物
  • 水銀は常温でも絶えず蒸発しているので吸引してはいけない。
  • 希硝酸で水銀を洗浄する時は、その廃液に毒物の硝酸水銀がふくまれるので処理に注意が必要である。

■留意点
  • 水銀は皮膚から浸入するので直接手を触れてはいけない。
  • 比重が大きいので底の薄いビンなら割れることがある。ポリエチレンとガラスの二重容器に保存する。

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水銀 (すいぎん)

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読み すいぎん(すいぎん)
作成者 morimura
作成日時 2006年2月8日 00:00:00
最終更新者 openknow
最終更新日時 2007年10月28日 12:39:42
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